― きょうの絵本、きょうの気持ち。 ―
絵本は、ことばを覚えるためだけのものではありません。
笑ったり、驚いたり、少し考えたり。
子どもたちは一冊の絵本を通して、
たくさんの気持ちと出会っています。
絵本を大切にする理由
保育園での絵本の時間は、子どもたちが安心して物語の世界に入り込める時間です。
私たちは、絵本を「読むもの」だけではなく、
子どもの心を育てる大切な入口だと考えています。
絵本の中の音やリズム、くり返しの言葉にふれることで、自然と言葉への興味が広がります。
ページをめくるたびに、子どもたちは自分だけの世界を思い描きます。
先生や友だちと同じ絵本を楽しむことで、共感する気持ちが育ちます。
今回は、お月見にちなんだ絵本を紹介します。
ぜひお子さんと読んでみてくださいね。
『 おつきさまこんばんは 』
小さな絵本の真ん中に本当の月がのぼってくるような絵本です。おつきさまの豊かな表情に、子ども達もまねをして喜んでくれます。遠くにある月を、身近に感じさせてくれる一冊です。
作・林明子 / 福音館書店
『 つきのうさぎ 』
自分の体を捧げ老人を助けようとしたうさぎを、神様が天の月に住まわせたというお話です。「十五夜」の由来が分かるとともに、日本むかしばなしの心を感じる事の出来る絵本です。
絵・文・いもとようこ / 金の星社
『 つき
ちきゅうのいちばんのともだち 』
月のことがいろいろとわかる宇宙科学絵本です。地球と月の違いや距離のこと、地球にとって月がどんな存在かを分かりやすく教えてくれます。
原作・ステイシー・マカナルティー 絵・スティービー・ルイス 訳・千葉茂樹 / 小学館
絵本の世界で
お月見を楽しもう!
子どもたちの声
選書のはなし
季節や行事だけでなく、その時期の子どもたちの興味や、クラスでよく聞こえてくる会話も大切にしています。
虫に夢中な時期には虫の絵本を、友だちとの関わりが広がる時期には気持ちをテーマにした絵本を。
子どもたちの「今」に寄り添いながら、一冊一冊を選んでいます。
ご家庭のみなさまへ
上手に読もうとしなくても大丈夫です。子どもが好きなページで止まったり、同じ絵本を何度も読んだりすることも、絵本を楽しんでいる大切な姿です。今日はどんなところが楽しかったのか、ぜひ一緒に味わってみてください。
おうちでの時間が、子どもにとって
安心できる「こころのよりどころ」になりますように。